【映画】フランティック(原題:Frantic)



監督:ロマン・ポランスキー
脚本:ロマン・ポランスキー、ジェラール・ブラッシュ、ロバート・タウン、ジェフ・グロス
出演者:ハリソン・フォード(リチャード・ウォーカー 役)
    エマニュエル・セニエ(ミシェル 役)
    ベティ・バックリー(サンドラ・ウォーカー 役)

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あらすじ・感想(ネタバレ):

Franticとは、(恐怖・興奮・喜びなどで)気が狂ったような、半狂乱の、血迷った、気が狂いそうになって、大急ぎの、大あわての という意味です。

旅行先で、突然、女性(彼女・妻)が失踪するサスペンス映画はいくつかあり、その場合、犯罪者側は特異なタイプが多く、印象に残るものの、この作品では、ハリソン・フォードの印象が強いからか、犯罪者側のみならず、他の俳優の印象が薄く、ハリソン・フォードとエマニュエル・セニエ二人の映画のような感じでした。


夫のリチャードがフランスで医師会で講演するため、ウォーカー夫妻は子供を留守番にしてフランスに着いた。妻サンドラはフランス語が話せて土地にも詳しいが、夫のリチャードはサッパリ。予定より1日早くフランスに到着し、ホテルでゆっくり過ごす予定だった。

ホテルにチェックインし、部屋でサンドラがスーツケースを開けようとするが開けられなかったので、リチャードが代わりに開けようとしたが開かない。スーツケースを取り違えた事に気づき、早速空港へ電話を掛けると、取り違えたという人は まだ出てきていない。空港から荷物を取りに来てくれる事となった。

その日は特に予定もなかったので、サンドラが先にシャワーを浴び、次にリチャードが。シャワーを浴びていると電話が掛かってきて、電話を取ったサンドラが何かリチャードに話し掛ける。しかし、さっぱり聞こえないので「何も聞こえない」と言ってリチャードは体を洗い続けた。

シャワーが終わり、部屋を確認すると、サンドラの姿が見えない。待っているうちに つい寝てしまい、客室乗務員に起こされ、時間を確認すると、余りにも戻りが遅い。不安となって、フロントに確認したり、バーに行って確認したところ、ある男が車に押し込まれるのを見たと言う。

フランス警察に行くと「そういう事件はゴロゴロある」と言って調書は作成するものの、本気になってくれないのでアメリカ大使館に行く。そこでも「フランス警察に圧力を掛ける事は出来ても、フランス警察の仕事なので力になれない」と断られる。

ホテルに戻ると、空港から荷物を取りに来たと連絡が入った。すっかり荷物の事を忘れていたが、もしかして、サンドラの失踪と関係があるのでは?と強引にスーツケースを開ける。

スーツケースに入っている荷物を確認しても、特に事件性の物は何もない。ただし、バーのマッチに「デデ(名前)」と書かれていたので、それを手掛かりに探すことにした。

その時、部屋のベルが鳴り、荷物を取りに来た事を伝える。リチャードは、取り敢えず荷物をスーツケースに詰め込んで係の者に手渡した。

まず電話を掛けるが留守録になってしまうので、バーに行き、バーテンに「デデに会いたい」と言うと、別の男が「デデじゃなくても探し物を知っている。白の貴婦人だろう?」と囁くので、リチャードはその男について行くと、便所の個室に入ってヤクの密売をもちかける。倍の値段を出し、デデの情報を引き出した。

デデのアパートに着くとアパートの鍵が開いている。中に入るとデデが殺されていた。留守録を確認すると、女性がフランス語で何か話している。続いてリチャードが先程掛けて録音した声も。

テープを抜き取ってホテルに戻るが、サンドラは戻っていない。ホテルの従業員に留守録の翻訳を依頼した。

再びデデのアパートに行くと、女性(ミシェル)がデデのアパートに入る所だった、ミシェルはデデの死体を見て狼狽する。いきなり飛び出したリチャードに更に驚くが、リチャードの話を聞いて空港にスーツケースを取りに行った。ミシェルは、このスーツケースの運び屋で、お金が手に入る予定だったのに、依頼主だったデデは死んでしまう。リチャードはサンドラ失踪の重要なカギとなるスーツケースをミシェルから買い取りって、事件に巻き込みたくないのでアパートに帰した。

が、改めてスーツケースを持ってミシェルのアパートを訪ねると、男二人が自由の女神像のありかをミシェルに問いただしていた。リチャードはスーツケースを持って屋根に上がり、屋根からコッソリと部屋へ忍び込む。ミシェルと男二人が言い争いになったところで、リチャードはミシェルの彼氏のフリをして、男二人を追い返した。

自由の女神像の中には、最新式の起爆装置がかくされており、アメリカからそれを盗んでフランスに持ち込んだまでは良かったが、荷物を取り違えた事により、今回の事件に発展した事が分かった。そのため、アメリカ大使館、フランス警察も介入する事となるが、リチャードはサンドラと交換できる唯一の手掛かりとなるため、誘拐犯と交渉する。起爆装置とサンドラの交換となったが、1回目はミシェルが交換するにあたりお金を請求し始めたので、その隙に第三者が割り込んで取引が出来なくなった。

2回目、無事サンドラを取り戻したが、誘拐犯・政府と銃撃戦となる。ミシェルが人質となったため、リチャードが救出しようとしたが、ミシェルは犯人に撃たれてしまう。

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