
監督:バリー・レヴィンソン
脚本:スティーヴン・ハウザー
ポール・アタナシオ
出演者:ダスティン・ホフマン(ノーマン・グッドマン博士 役)
シャロン・ストーン(エリザベス“ベス”・ハルパリン博士 役)
サミュエル・L・ジャクソン(ハリー・アダムズ博士 役)
ピーター・コヨーテ(ハロルド・C・バーンズ大佐 役)
リーヴ・シュレイバー(テッド・フィールディング博士 役)
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あらすじ・感想(ネタバレ):
ノーマンは過去にエイリアンに遭遇した場合、誰が必要か(心理学者・数学者・生物学者 等)の対処方法を纏めた経験とその地位にいる事から太平洋沖の深海に沈没している未確認飛行物体の調査にあたる事となった。これは極秘事項で軍が指揮をする。
未確認飛行物体の中に入り込むと、イスには人間が据わって死んで白骨化していた。後頭部を鈍器か何かで殴られて死亡したと思われる。周りを調べると、フライトレコーダーが残っており、未来で未知の出来事が起きた事が記載されていた。
更に調べていくと球状の物体(スフィア)を見つけた。表面は金色で周囲の物を鏡のように写し出しているのに、人間だけは写していない。酸素の問題で、一時潜水艦に戻りハリーが「みんな死ぬ」と予言をした。理由は、未来に発生した出来事で【未知】と書かれている事は、現在起こっている事を誰も報告できなかった事になる。というものだ。
夜寝ている最中、勝手にハリーが出掛けてスフィアの前に立ち、入り口も無いのにスフィアの中にゆっくり吸われるように入り込んでいった。それを追ったノーマンは気を失っているハリーを救出する。
それから奇妙な出来事が起き始めた。
ハリーは目を覚まし食事をする。何事も無かったように元気でベラベラしゃべる。スフィアの中を問いただしても何も返事が無い。「美味い!」と言って食べているので、周りが食材がイカと教えると、イカ嫌いのハリーは吐き気を催した。普通の反応じゃないので、スフィアに入った影響かと思ったけど、勘違いっぽいですね。
その直後、画面には数字の羅列が表示された。解読を試みると、キーボードのアルファベットの位置を数値に置き換えているらしく、変換すると英語になった。「スフィアが我々に話しかけている!」
深海なのにノーマンの嫌いなクラゲが襲って来たり・・・何度か対話を試みたが、スフィアの怒りを買い「皆を殺す」という警告が出た直後、モニターには巨大な影が映り、潜水艦が襲われた。艦内に火災が発生し、逃げる際、ノーマン・ベス・ハリー以外は死んでしまった。
ノーマンは、ハリーがスフィアに入り込んだ事により、「ハリーの空想が現実になる」とベスに説明し、強烈な睡眠薬をハリーに注射した。
危機は去ったが、食料が無いのでノーマンが調達しに行き、ベスがモニターでウォッチをする事になった。ノーマンは海の中を移動しいる最中、ゴーグルが曇り、ボンベから空気が漏れ始めた。ウォッチしているはずのベスは助けてくれず、ハリーの助言で辛うじて前に進むことが出来た。梯子を昇って行くと、猛毒なウミヘビが襲って来る。
この出来事からノーマンはベスを疑い始め、自分を助けたハリーを信頼し始めるようになった。
ベスはノーマンもスフィアに入り込み、ノーマンの恐怖が現実となって起こっていると思い始め、ノーマンを騙して閉じ込める。が、ノーマンは閉じ込められた場所から抜け出す。
スフィアに入り込んだのは、ハリー・ノーマンだけではなく、ベスも入り込んでいた。そして、つい爆弾が爆発する事を想像してしまった。全てを捨て3人は脱出船に乗り込み、辛うじて生きて水上へ戻ることができた。
そして、想像すれば現実になるという夢のような能力は、我々にはまだ未熟すぎるという理由で3人で忘れる事を決めた。そしてスフィアは宇宙へ飛び立っていった。
