これまでの経緯1
これまでの経緯2
コンパイルエラーが続く中で、プロジェクトは大詰めを迎えていた。
白紙撤回を撤回した案件も、本番設定10日前、現状の環境・設定調査で、会議室を借り切って午前中3時間程、5名で打ち合わせ等を行った。
コロナ禍のため、会議室のドアは開けっ放しにし、対面はアクリル製の透明なボードが設置されており、全員マスク着用。
と、ここまで書くと、感の良い方は「この中でコロナに感染した人がいたのでは?」と推測されるかもしれない。
まさに、その通りで、5日後の夜9時頃、ベンダーから会社の携帯に電話があった。
後から着信に気づき、何となく会社のメールを開くと1通のメールが届いていた。
内容は衝撃なもので、打ち合わせの中の一人に3日前に発熱があり、PCR検査した結果、陽性反応が出たという報告だった。
ちなみに、保健所からは「その会議に参加した人は濃厚接触者には該当しない」との事だが・・感染してから2週間で症状が出るとなると、会議の時には既に罹患者だよな・・・。
同席していた残り3名は既にPCR検査を受けて結果待ち。自分は既にワクチンを2回接種しており、濃厚接触者じゃないとメールに記載されていたが、会社に報告した結果、自宅待機となった。
5日前の打ち合わせ翌日は出社したが、その後3日間はテレワークだったため、もし自分が感染していても、まき散らしている可能性は少ないが・・・本番設定まで、残り5日間!平日2日間、土・日・祝日で3日間という状況で、更にベンダーのキーマンがコロナに感染した場合、どうなるんだろう?
そんな不安を抱えていたところ、翌日(木曜)の夕方、当日会議に参加していた他3名のPCR検査が陰性である事が確認できた。
データセンターで作業するため、会社にあるPCやインストールメディアを取りに行くため、会社に許可を取り、金曜日、人が少なそうな夕方の時間に出勤。
残り3日間は休日・・・だが、C++も コンパイルが通っただけで、本番環境に設置して動かなかったらどうしよう?という不安は残っている。
(つづく)