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【映画】コンテイジョン(原題:Contagion)
監督:スティーブン・ソダーバーグ
脚本:スコット・Z・バーンズ
出演者:マリオン・コティヤール(レオノーラ・オランテス医師 役)
マット・デイモン(ミッチ・エンホフ 役)
ローレンス・フィッシュバーン(エリス・チーヴァー医師 役)
ジュード・ロウ(アラン・クラムウィード 役)
グウィネス・パルトロー(ベス・エンホフ 役)
ケイト・ウィンスレット(エリン・ミアーズ医師 役)
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あらすじ・感想(ネタバレ):
コンテイジョン = 感染 で、見た後、アウトブレイクを連想させました。アウトブレイクでは、当時大流行したエボラ出血熱に似た病気で猿からの感染だったのに対し、コンテイジョンではインフルエンザのような風邪の症状から致死に至る病気を題材としてます。
ミッチの妻ベスが香港出張をした。帰りに体調を崩し、風邪より多少重い症状が出ていた。帰りにシカゴにより、元恋人に会い、帰宅後、激しい痙攣を引き起こし意識不明となり、原因不明の病気で亡くなる。ベスと接触した中国人、日本人、イギリス人が帰国後、同様の発作で死亡。症状が出始めてから意識不明になるまでの間、バス等を利用したりし、多くの人と接触を持つシーンが映し出される事により、感染の脅威が伝わる。
ベスの夫ミッチは隔離されるが発症はせず、解放後、娘に感染させまいと周辺の人と接するのは避け続ける。娘の彼氏(?)は感染していないと分かりつつも、辛くあたってしまう。
チーヴァー医師はミアーズ医師を派遣して、病気の原因究明に当たらせた。他にも治療薬の研究、最初の感染者は誰かなど、多忙を極める。
そんな中、細心の注意を払っていた調査を続けていたミアーズ医師もとうとう発病してしまう。チーヴァー医師はミアーズ医師を連れて戻るように周囲に依頼するが聞き入られず、ミアーズ医師は亡くなってしまった。チーヴァーは知り合いに手遅れになる前に待ちを離れるようにコッソリと勧告した。
最初にブログで発信したブロガーのアランは、自分が発症し、植物のレンギョウによって回復したとデマを流す。ある投資家にも その情報を流す事により株取引で詐欺を働く。テレビ出演し、チーヴァー医師と対話し、チーヴァー医師の勧告を暴露した事により、チーヴァー医師は その地位を外される事になった。
不幸は重なり、ウィルスが変異したとの報告を受ける。
ワクチン開発を続けていた医師は、効果が認められたと思うワクチンを自分に摂取し、感染した父を見舞った。そこでマスクを外し効果を実証した。ワクチンの配布はクジ(誕生日)で決定した。
さて、アウトブレイクは猿から人への感染だったのに対し、コンテイジョンでは、コウモリがバナナを食べ、豚の厩舎でフンをする。そのフンを食べた豚が香港で調理され、その調理をした料理人とベスが接触して感染。そこからカジノで接触した人々、空港で接触した人々・・に感染が広がった。
そして、アウトブレイクと違うのは時代背景です。一人の感染者から世界中にウィルスが拡散し、ある悪意のある情報が瞬く間に拡散して暴動が起こる。それを見せつけられた映画です。それぞれの映画で豪華な俳優が名を連ねてますが、コンテイジョンは 人間のダークな部分ばかりが見えて、観るのが辛い作品に仕上がってます。(個人的な感想ですが・・・)