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【映画】エボリューション(原題:Evolution)
監督:アイヴァン・ライトマン
脚本:デヴィッド・ダイアモンド、デヴィッド・ウェイスマン、ドン・ジャコビー
出演者:デイヴィッド・ドゥカヴニー(アイラ 役)
ジュリアン・ムーア(アリソン 役)
オーランド・ジョーンズ(ハリー 役)
ショーン・ウィリアム・スコット(ウェイン 役)
テッド・レヴィン(ウッドマン将軍 役)
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あらすじ・感想(ネタバレ):
ウェインは消防士試験を控えていた前日、車に乗って小屋に行った。その小屋は砂漠の中1軒だけ建てられていた。そこでダッチワイフを小屋に入れ火をつけた。火が小屋に回り始めた頃、ダッチワイフを救出、心臓マッサージと人工呼吸をしていたその時、隕石が落下してきた。辛うじて避けたものの、車は大破。
所変わってグレン・キャニオン短大。生物学教授のアイラが授業を終えると、地質学教授のハリーに誘われて隕石の調査に行く。すると、警察がウェインに職務質問をしていた。ウェインはボロボロになった車で消防士試験に行くため去って行った。(落ちてホテルのアルバイトをする事になる)
アイラとハリーは地下の隕石から破片を採取すると、隕石から液体が流れ出た。持ち帰ってアイラは調査を始め、ハリーは女子バレーの試合に監督として行く。
アイラが顕微鏡で隕石の破片を見ていると、単細胞生物(エイリアン)が分裂して、徐々に増え始めた。驚いてハリーを連れ戻すと、単細胞生物ではなく急速な進化を遂げた多細胞生物が誕生していた。「ノーベル賞受賞」のため、この内容を国へ報告せず独自に研究する事にした。再び学生を連れて隕石落下地点に行くと、白い煙が足元に充満しており、植物が生い茂っていた。よく見ると足元にはビッシリと芋虫と思われる昆虫のようなものが大量発生していた。摘みあげたら悶えて死んだところをみると、どうやら地球の大気(酸素)に対応していないため窒息したと考えられた。
再び隕石の場所を訪れると、軍がバリケードを張り、立ち入ることが出来なくなっていた。そこを指揮していたのはアイラの元上官ウッドマン将軍だった。ウッドマン将軍はアイラのコンピュータを常に監視しており、今回の件で乗り込んできて、アイラとハリーを閉め出した。
不服を感じたアイラとハリーは裁判所に申し立てたが、アイラの過去(ある薬を軍隊の隊員に投与して薬害を出した)により却下された。大学に戻ると部屋が荒らされており、採取した実験材料が全て無くなっていた。軍の仕業と思い、隕石落下地点に潜入してサンプルを盗もうとしたところ、それが発覚し口論となる。その隙にハリーの体内にエイリアンが侵入、緊急手術、肛門から取り出した。
エイリアンは、大きさも小さい物から大きい物まで、飛行タイプの物、水生生物など、様々な種類の動植物になっていた。地球の大気に順応出来なかったが、進化を遂げ、人類の脅威となりつつあった。そこで、軍は知事の命令を受けて大量のナパーム弾をエイリアンに食らわせようと計画する。
アイラ、ハリー、アリソン(軍の方針に合わなかったのでアイラについた研究者)は大学に戻って会話していたところ、ハリーがタバコに使ったマッチを偶々放ったところにエイリアンのサンプルがあった。火に触れたエイリアンは一気に増殖した事で、軍がナパーム弾を使う事に危機感を抱いた。アリソンはウッドマン将軍に電話で警告しようとしたが、電話に出て貰えず、計画は着々と進行している。
アイラは何気なく見た原子配列記号表で「炭素を基礎とする地球人にとってヒ素は猛毒、エイリアンは窒素を基礎としているので同じ位置関係にあるセレンが弱点」と読んだ。セレンを大量に集めるのに苦心しているところに、学生がシャンプーに含まれていると助言。大量に仕入れたシャンプーを消防車に入れてエイリアンに浴びせようとするが、順調に準備が完了したナパーム弾の方が先行して発射されたので、エイリアンが膨張し、撤退を余儀なくされた。
軍が撤退しているところに、アイラ達は諦めず、逆にエイリアンに向けて消防車を走らせた。
デイヴィッド・ドゥカヴニーとエイリアンの組み合わせでXファイルを連想しましたが、始めのシーンで分かる通りコメディタッチで描かれてます。気軽にあっさりと120分間楽しめました。