マイ・フレンド・フォーエバー(原題:The Cure)

マイ・フレンド・フォーエバー

監督:ピーター・ホルトン
脚本:ロバート・クーン
出演者:ブラッド・レンフロ(エリック 役)
    ジョゼフ・マゼロ(デクスター 役)
    アナベラ・シオラ(リンダ(デクスターの母) 役)
    ダイアナ・スカーウィッド(ゲイル(エリックの母) 役)

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あらすじ(ネタバレ):

エリックの家の隣に、母一人、子一人が引っ越してきた。その子供デクスターがエイズに感染している事から、学校でエリックが【ホモ】とイジメられるようになる。
(デクスターは学校に行っていない)

エリックが庭に出て遊んでいると、デクスターは一人庭で遊んでいた。それに気づき「お前のせいで【ホモ】と言われてる。」と塀越しにぶちまける。
が、実際に会ってみると、奇妙な友情関係が芽生え始め、一緒に遊ぶようになった。

夕飯に誘われ、デクスターの母とデクスター、エリックの3人で食事をした。
デクスターの母がエリックに、今度はエリックの母も一緒に食事をしたいと話をするが、エリックは母は仕事が忙しくて・・・と否定的。

実は、エリックの母はエイズが空気感染すると思い込み、デクスターとは遊ばないようにエリックに注意していたので、一緒に遊んだり食事をしたりした事を母には話せなかった。

もともとエリックには親しい友達がいなかったので、毎日デクスターと遊ぶようになり、何とかデクスターの病気を治したいと思うようになった。

道端に生えてる草を煎じて飲ませ、それがマズイと知ると砂糖を加えて飲ませる・・・というように。 ある雑誌に「ニューオーリンズの博士がエイズの治療薬を発見した」という記事を見つけ、デクスターの母に紹介するが、「もしそれが本当ならお医者さんが勧めるでしょう」と消極的だった。

道端に生えてる草を煎じて飲ませ続けていたら、中に毒草が混じっていてデクスターは救急車に運ばれる事になり、その事件でエリックの母にデクスターと遊んでいる事がバレた。

エリックの母はエリックに「ボーイスカウトに入るように」と告げたので、当分デクスターと会えない! エリックはデクスターを連れてニューオーリンズに行くことを決心し、デクスターは母に手紙を書き残し、薬を持ってエリックと出掛けた。

まずはゴムボートで川を下り、下った先で、ボートに乗せてもらおうと交渉をして、やっと乗せてもらえる事になった。

途中で船の持ち主が女の子を乗せキャンプを始めるが、デクスターの体調が思わしくなく薬も残り3日分となっていた。

エリックは、お金を盗み、デクスターとコッソリ船を後にし、道路に出るとヒッチハイクをして駅に到着する。


ニューオーリンズへの切符を買おうとしたら、そこに船の持ち主がいて、お金を取り戻そうと追っかける。

とうとう追い詰められたところで、デクスターがナイフで自分の手のひらを切り、血を見せて、自分はエイズで「ボクの血は毒なんだ!」と逆襲する。

デクスターは疲労し、抱えられながら駅に戻るとベンチで横になった。

エリックは切符を買おうとするが、エイズの治療薬が嘘だったこと、デクスターの体調が思わしくない事からバスで引き返す事を決意。

バスの停留所にはデクスターの母が待っていて、その日からデクスターは入院する事となった。

エリックはデクスターの母にデクスターに会う事を許され、会ってみると、デクスターは口から物を食べられず、鼻からチューブを通して栄養を供給するようになっていた。

それからエリックは頻繁にデクスターをお見舞いに行った。

そこで、デクスターに死んだふりをさせ、エリックが泣きながら看護師へ「大変です」と訴えた。

看護師は「いつかは こうなると思っていたが・・」と呟きながら脈を取ろうとした時、デクスターが看護師を驚かす。

看護師は相当驚き、怒って部屋を出る。これに味をしめ、2度、3度・・と繰り返すのだが、3度目に騙そうとした時には、それが現実になってしまった。

デクスターの母が部屋を離れた隙にエリックが同じように医師に声を掛ける。医師が脈を取るが、デクスターは静かに横たわったままだった。

デクスターの母が部屋に戻った時、医師が臨終を告げる。

デクスターの母とエリックが病院から車で帰るが、赤信号で止まったところ、赤ちゃんを抱えた親子の姿を見て泣いてしまう。運転できず、脇に寄せたところで、エリックがデクスターの母親に「治療方法が見つけられずゴメンなさい」と謝る。デクスターの母は、今までデクスターは一人寂しく過ごしていた。そんな時、エリックがいつも遊んでくれた事に非常に感謝している事を告げる。

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