アイ,ロボット(原題:I, ROBOT)

アイロボット

監督:アレックス・プロヤス
脚本:アキヴァ・ゴールズマン、ジェフ・ヴィンター
出演者:ウィル・スミス(デル・スプーナー刑事 役)
    ブリジット・モイナハン(スーザン・カルヴィン博士 役)
    アラン・テュディック(サニー 役)
    ジェームズ・クロムウェル(アルフレッド・ラニング博士 役)
    ブルース・グリーンウッド(ローレンス・ロバートソン 役)

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あらすじ・感想(ネタバレ):

スプーナー刑事は自動車事故に巻き込まれ、川に2台の車が沈みつつあった。もう1台には少女が乗って助けを求めていた。ドアは開かず、水が車の中に浸水してくる。その時、ロボットがスプーナー刑事を助けた。少女は そのまま川の底に・・・。ロボットは、総合的に見て、スプーナー刑事の方(45%)が少女(11%)より生存率が高いと計算したための救助だった。
怪我を負ったスプーナー刑事はロボットの生みの親ラニング博士の治療により左手が義手(ロボット?)となり、刑事に復帰した。

スプーナー刑事は少女を助けられなかった事、ロボットが少女ではなく自分だけを助けた事に悩んでいた。

ロボットはロボット工学三原則(1条:人に危害を加えない、2条:1条に反しない限り人の命令を聞く、3条:前2条に反しない限り自己防衛する)によって開発されている。従って「ロボットは絶対安全だ」という常識があった。但し、スプーナー刑事は鞄を持って走るロボットを見て泥棒と勘違いをして変人扱いされる。

そんな時、自分の腕を手術してくれたラニング博士が自殺し、スプーナー刑事が現場を視察した。視察にカルヴィン博士が同行。飛び降りた部屋は強化ガラスで囲まれており、ラニング博士が割って自殺したという事は考えられない。部屋は密室である。スプーナー刑事は、まだ中に犯人がいるのではないか・・部屋を丹念に調べ始めたらロボット(サニー)が飛び出してきた。他のロボットとは違っていて三原則を守らず、部屋から飛び出した。

スプーナー刑事はラニング博士を殺害したのはサニーと考えてたが、カルヴィン博士は自分の会社の製品であり、研究(ロボットを人間らしくする事)を続けていたので、三原則に従わないロボットを理解できなかった。スプーナー刑事は警察署に応援を依頼し、サニーを逮捕する事に成功した。

スプーナー刑事がサニーを尋問している途中、会社の責任者ロバートソンが現れ、「もしサニーがラニング博士を殺害したとしても、ロボットには殺人罪は適用にならない。三原則が破られた事を市民が知るとパニックになる可能性もあるので極秘とすること」と市長からの電話と共に警察に伝え、サニーを回収して処分する事にした。

スプーナー刑事はラニング博士の家が取り壊される時間(翌朝8時)を確認の上、家に入り、事件の真相を探ろうとしていたところ、取り壊される時間が急に今夜8時に変更になり、危うく殺されそうになった。スプーナー刑事はカルヴァン博士に会いに行き、たった今起こった出来事を話すが信じて貰えない。

自動運転中、極秘ファイルにアクセスして調査しようとしたところ、ロボットを大量に載せたトラックがスプーナー刑事の前後を取り囲み、ロボットの襲撃に遭う。自動運転から手動に切り替え、辛うじて逃げ延びたが、自分の車は大破。警官が駆け付けたがロボットは見当たらず、手動運転を知った上司はスプーナー刑事を停職処分とした。


カルヴァン博士はサニーを処分する前に調査したところ、サニーの体は他より特別な素材で作られており、三原則を破れるように作られていると知る。カルヴァン博士はスプーナーに伝え、もう一度サニーに会いに行く。そしてサニーが夢を見るという内容を聞き出す。その直後、ロバートソンが現れ、カルヴァン博士にサニーを処分するように命じ、スプーナー刑事は追い出された。

スプーナー刑事は次の手掛かりを探しに、サニーが見る夢の場所へ向かう。そこで博士の遺品(ホログラムを使い適切な質問に対して回答をする)に問いかけるとロボットが革命を起こす事を告げられる。数日前に旧型ロボットは回収され、新型ロボットに替えられたが、ある時刻を境にして、ロボットが「人間を保護」する目的に人間を拘束し、従わない者を傷つけ始め、三原則が大々的に破られた。

スプーナー刑事はカルヴァン博士に会いに行くが、カルヴァン博士も自宅のロボットに拘束されていたので、スプーナー刑事がロボットを破壊し救出する。

今回のロボットの暴走は、ロボットを積極的に推進していたロバートソンの陰謀・・と思い、本部に行くとサニーが手助けをしてくれた。サニーは処分されるはずだったが、カルヴァン博士にすり替えられ生き残っていた。サニーの手引きでロバートソンのオフィスに到着するが、彼は殺害されていた。首謀者は、VIKI(ヴィキ)というシステムの中枢が「人間の保護」を歪んで解釈し、「人間を支配して保護する」道を選んだ事を告げる。サニーはそれに賛同した素振りを見せてVIKIを欺き、スプーナー刑事・カルヴァン博士・サニーがVIKI破壊をし、ロボットは今まで通りのロボットに戻った。


これを見ていて、ロボットの思考がターミネーターに似ていると思いました。ターミネーターの場合、結果的に人類抹殺 → 核使用による崩壊という道を辿りましたが、VIKIは そこまで極端に考えなかったようですね。

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