リディック(原題:The Chronicles of Riddick)

リディック

監督:デヴィッド・トゥーヒー
脚本:デヴィッド・トゥーヒー
出演者:ヴィン・ディーゼル(リディック 役)
    ジュディ・デンチ(エアリオン 役)
    コルム・フィオール(ロード・マーシャル 役)
    タンディ・ニュートン(デイム・ヴァーコ 役)
    カール・アーバン(ヴァーコ 役)
    ライナス・ローチ(ピュリファイア 役)
    ニック・チンランド(トゥームズ 役)
    アレクサ・ダヴァロス(キーラ 役)
    キース・デヴィッド(イマム 役)

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あらすじ・感想(ネタバレ):

「ピッチブラック」という前作があった事を知らず、観てない状況で この感想を書いてます

リディックが懸賞金稼ぎに追われるところから始まる。相手は戦闘機にも関わらず、リディックは体一つ。

岩の陰に隠れ、戦闘機の両側で銃を構えていた二人を一瞬のうちに殺害。中にいた二人のうち一人も機外へ放り出された。残る棟梁トゥームズも抵抗しようとするが銃を奪い、いくつか質問(誰から雇われたか?)した後、機外へ放り出した。リディックは戦闘機を盗み、懸賞金を出した者がいる星(ヘリオン第一惑星)へ向かいイマムという僧侶と会う。

イマムは、かつてリディックが助け出した者でリディックの居場所を知っている限られた一人だった。イマムから、ジャック(本作ではキーラと名乗っている)がクリマトリアという脱出不可能な牢獄にいる事を聞く。キーラもリディックが助け出した女の子だった。イマムがリディックに懸賞金をかけたのは、エレメンタル族のエアリオンという預言者からの依頼であり、エアリオンはネクロモンガーを率いているロード・マーシャルを唯一倒すことが出来るヒューリア人を探すためだった。

ネクロモンガーとは、惑星を襲って人々を兵隊にする。惑星毎に宗教的なものがあるが、その宗教を無視して個々に独立しているものを束ねている(スターウォーズの帝国軍みたいなもの?)。ネクロモンガーに帰属し兵隊となると、手術を受けて肉体は冷たくなり、非常に強くなる。従ってネクロモンガーか否かを判断するのにサーモグラフィを使っている。

ちょうどその時、ネクロモンガーが攻めてきてイマムが殺害されヘリオン第一惑星がネクロモンガーの手に落ちた。リディックはネクロモンガーの戦士を倒した事で捕えられ、何者か暴かれそうになるが、懸賞金稼ぎトゥームズが新たな手下を従えてネクロモンガーから奪い、他の懸賞金を出すところへ向かう。候補はいくつかあったが、脱出不能な場所で最も近いのがクリマトリアだったので そこに向かう。リディックは、自分が向かおうとしていた惑星だったので、抵抗せず、素直に従っていた。

到着してキーラと会うが、かつてジャックと呼ばれていた時とは異なり、刃物を体中に隠す殺し屋となっていた。

トゥームズは看守と懸賞金の交渉をしていたが一日目はもの別れとなり、二日目、ネクロモンガーがクリマトリアに向かっているという情報を得た看守はトゥームズ一味を殺害してから逃走する予定だった。トゥームズは辛うじて逃げるが、リディックに捉えられてクリマトリアに監禁される。看守は一足先に逃げており、地下の道が塞がれていた。地上は極寒・極暑を繰り返しており、太陽が出てる時の温度は人が数秒で一瞬で消し飛ぶ程の暑さである。

宇宙船に乗って脱出するためには、地上を行くしか道が残されていなく夜明け直前だった。岩の上を走り、崖をよじ登り、ようやく宇宙船の前にたどり着くが、ネクロモンガーに道を阻まれ、キーラは捕えられ、リディックは隊長ヴァーゴによって地上で気絶させられた。ヴァーゴはリディックの死を見ることなくロード・マーシャルの元に戻り、彼の死を報告する。

一方、リディックは元ヒューリア人でネクロモンガーとなったピュリファイアに助けられた。ピュリファイアは自分の身上を明かし太陽に焼かれていった。リディックはキーラを救うため、ネクロモンガーの戦艦に乗り込む。

ネクロモンガーはロード・マーシャルを筆頭としていたが、ヴァーゴの妻デイムはロード・マーシャルの座を奪おうと機会を伺っていた。今回の成功(実際にはリディックは殺害していなかったが)を機にヴァーゴは昇進するが、妻はリディックが この戦艦に乗り込んでいる事を知る。誤った報告をした事で身の危険を感じるが、逆手にとって、ロード・マーシャルとリディックを戦わせ、その隙にヴァーゴがロード・マーシャルを殺害してネクロモンガーを乗っ取ろうとヴァーゴに話を持ちかける。


自分がヴィン・ディーゼルを初めて観たのがこの映画・・と思ったら、レナードの朝、プライベート・ライアン、マネー・ゲームに出ていたんですね。余り印象に残りませんでしたが、リディックはストーリーより、彼の存在が強く印象に残りました。「凶悪な犯罪者」という印象は全くなく、懸賞稼ぎのトゥームズを生きて逃したり、キーラを守ったり・・と不要な殺しはしない。そして、敵に抵抗せず捕まり、いつでも抜け出せると、自分の力に絶対的な自信を持っている一匹狼というキャラです。色々な陰謀がある中で、リディックがキーラを救うという一つの目的を達成しようとする物語のような気がしました。但し、結末は予想しなかったものに・・・。

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